ブランドづくり

会社にとって、顧客・消費者にとって何をイメージさせるか?それがブランドだと思います。

一時期ブランド作りが盛んに叫ばれ、特にCIやデザインパッケージングがもてはやされたこともありましたが、短期的なマーケティングとしては成功することはありこそすれ、それだけでは長期的なブランドとはなり得ません。

先日、社名変更と三洋買収で名を馳せたパナソニック株式会社、旧松下電器産業は世界に冠たる大企業です。その名を聞いて誰もが経営の神様といわれた松下幸之助氏を連想することでしょう。そこからは社会貢献、真摯なもの作りへのこだわり、顧客重視といったイメージが浮かび上がってきます。

その根幹をなしたのは、おそらく氏の社員教育だったのではないでしょうか?

社員教育というと形式張った感じがしますが、各部門やチームのトップが共通の価値観と理念を持ち、常日頃からそれを口に出し、それに沿った行動をとり、それに見合う判断をし続けることなのではないかと思います。

それは、国が立法、行政、司法の三権から成り立つように、ルール作りと確実な実行、そして適切な善悪の判断が基礎にあるのでしょう。

昔、貴族制度を崩壊させた武士政権に期待されたのは、彼らの生活基盤である土地を保証すること、そして保証するということは、土地に関する紛争があれば納得のできる権威と理屈がそこにあるということでした。そしてそれが崩れ去ったとき、その政権は終わりを告げ、長い争乱と秩序崩壊の時代に移り変わっていった歴史があります。

それらすべてが文化そのものであり、組織を束ねるものとして、未来に期待の持てる文化を形成し、それらが会社のブランドとしてにじみ出てくるようにしていきたいと考えています。

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