人を以て財と為す

我々を含め、アーリーステージにある企業においては、人材に対する期待値も極めて高くまた影響力もとても大きいものです。

ただし、会社の規模の拡大とともに業務も複雑化し、業績が安定してくると、企業が人に依存するのではなく、人が企業に依存してしまうようになります。
つまりは、一人一人が会社を成長させようと思うのではなく、他人や会社が自分自身を安定させてくれるだろう、成長させてくれるだろうと思って集まってくるものです。

やはり、そういう人は自分のポジションを越えて活躍することは少なくて、それよりも自分のポジションを犯されることを不快に感じたり、ややもすると自分さえよければという思考になってしまいがちです。それはもしかしたらそれほどの会社になれたと喜べることなのかもしれません。

過去、私自身が2度も安定したステージにある会社を飛び出したのも、そういう人が集まってくる必然ができあがってしまっている場所に満足できなかったのだと思います。
だからセブンエージェントでは、人員拡大戦略は採ろうとは思っていません。とりえるのは一人の生産性と付加価値をどれだけ高めることが出来るかへの挑戦です。
もちろん理想の価値創造サイクルを生み出すには機能的に不足しているところは依然として存在します。それを何人かの増員によって補うか、一人一人の守備範囲を広げることによって補うかはとても難しい選択のように思います。

ただ、一ついえるのは共に絶え間ない挑戦を試みてくれるメンバーたちには、やはり揺るぎない誇りと経済的成功を与えることの出来る器にしたいということ、そしてこの段階から足りないところもあるけれども理解を示しおつきあいいただいているクライアントの方々には最大限の満足と期待以上の成果をお返しし続けていきたいということ、それを目指し続けることがやはりセブンエージェントの社会における存在意義だと考えています。

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