失敗から学ぶ


今日、東京都知事選が行われた。

大阪では以前太田房江知事がそうだったように、東京では初の女性知事誕生となったようだ。

そのことに関するニュースを見ていると、気づいたことがあった。

鳥越俊太郎という人が、共闘する野党に担がれて出馬したが、保守分裂がみられ追い風であるはずの中、あっけなく落選してしまった。

選挙戦の中、週刊誌による女性へのセクハラスキャンダル記事などがあったことを、ことさらに敗因としてるようだった。

しかし、あくまでも個人的感想でしかないが、それ以外にもあまりにも不勉強で行き当たりばったりの公約、イデオロギーに凝り固まった組織が背景に見え隠れするなど、他にも無党派層が嫌った要因はいくつもあったように思う。

ビジネスの場面においても、事業がうまく行かなかったりした時はもちろん、

  • キャンペーンの効果が出なかった
  • 新商品の企画がうまく行かなかった
  • ミスに対する対策が、効果がなかった
など、色んな場面で「失敗」からその原因を追求し、2度と過ちを繰り返さないようにしなければいけない。
しかし、人には「認知バイアス」があり、自分の都合のいいように原因を歪曲し、都合のいい解釈をしてしまう傾向にある。

今回の都議選における鳥越候補のように、「週刊誌による選挙妨害のせいで負けた」と言いはってみても他人の目からは裸の王様にしか見えないのである。

大切なのは、事実を元にしっかりと色んな角度から「失敗の原因」をみつめ、目を背けず立ち向かっていく勇気が求められるのだと思う。

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