会社の経営


 私は創業社長です。

つまり、経営はど素人の状態から会社を立ち上げ今まで続けてきました。
世の経営者に比べると、経営に関する知識もなく、元々エンジニアで営業に強いわけでもない。

そんな私がなぜ今まで会社を潰すことなく続けて来られたのかを考えることがたまにあります。(よく考えるではないんです。。。)

じゃあ、やっぱり経営やマーケティングに関する知識なんぞいらないのか?
もちろん、そんなことはありませんよね?

元々の私の強みは、

  • エンジニア、特に上流のスキルセットに恵まれていたこと。
  • 理系ではなく文系、しかも教育志望だったこともあって、人間心理、行動心理、発達理論に深く興味があったこと。
  • 法律や会計など、システム周辺の領域にも一定の経験から得た体系理解があったこと。

だったと思います。

マーケティングに関しては前職がそこに優れていた会社だったので、立ち返り、そしてイメージできる教科書を懐に忍ばせていたことが、いろんな場面で有利だったのは間違いありません。
これに関しては本当に前職の顧客・仲間・上司には感謝することしかりです。そういうことにしっかりとアンテナを張って、興味を持って話をすることができる環境というのは人を育てるのだと確信しています。

経営は、財務・人事・事業開発どれをとっても未だ発展途上と言ってもいいでしょう。

そんな私ですが、少しだけ経営者として胸を張れるスキルがあります。

その一つは、形ばかりの言葉ではなく、真っ正直に顧客に付加価値を与え、真正面から「ビジネスの成功」を考え、その実現のためにはなんでもやってやろうと思えるスキル。

もう一つは、成長したい、そのために勇気を持っていろんなことに挑んでみたいと考えてくれる社員を嘘偽りなく、愛して、導き、仲間としてリスペクトするマインドを持てるスキルです。

卑怯なことは嫌いだし、今自分を『無知の知』を以て見つめ続ける謙虚さは無くしてはいけない。だけれども、会社の経営を預かる者として会社の理念を、自分の理想を『絵に描いた餅』で終わらせたくない情熱は誰にも負けるとは思いません。

どこか、青臭く不器用かもしれませんが、私が経営というものをやる意味はそこにあるのだと思います。

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